【証券アナリスト試験対策】財務分析の簡単シンプルな攻略法(一次試験)

証券アナリスト試験を控えた皆さま、どうもこんにちは。僕です。

この記事では一次試験の財務分析で即効性のある内容を解説していきます。

かくいう僕は春試験をなめすぎて落としてしまいました。財務分析は銀行員時代もさることながら、学生時代に簿記二級を持っていたので苦手意識のない分野です。

それにもかかわらず落ちた理由は「出題形式を理解していなかったから」です。

僕は問題を頭から解き始める方なのですが、当日の試験終了10分前に気付いたのです。問題の前提となる財務諸表があることに!

問題の途中で考える材料が足り無さすぎて「なんてハードな試験なのか!」と思っていたら…実はなんのことはありませんでした。

しかし問題の出方に気づいたときには時間不足でリカバリー不可。あえなく撃沈しました。

もちろん秋試験では楽々パスしましたけどね!!

この経験をもとに、財務分析が苦手でも最も効率的に合格できる方法をお伝えします。

財務分析の独学での攻略法

財務分析では色んな指標を覚えたりと、なかなか面倒な印象をお持ちだと思います。

だけど「合格するため」の勉強においてはあまり覚えることはありません。

証券アナリストは帳簿を作る人の資格ではなく投資に値するか「分析する」人の資格です。

要するに使い方がわかれば良いのです。

ここらへんは要領よく進めて参りましょう!

最後の大問から解く

とにかく最後の問題の「分析」は最初に解いて、ほぼ完璧に点数を取りましょう。

何問かやれば慣れますので、とりあえず取り組んでみて、解説を見て、完璧にできるようになりましょう。

幸いにして問題文の穴埋め的な出題のため、「試験対策」がそのまま「お勉強」に繋がります。

財務分析が苦手な方も解きながら勉強する良問であり、試験対策上も配点が高く時間もかかる合格へのキーポイントなのでしっかりやりましょう。

使用する財務諸表の数字を、二期平均を使うのか直近値を使うのか、ここを最初に設問を確認しましょう。

ここをやりきれば半分は受かったようなものです。おまけに理解も進むので他の問題の基礎練習にもなる最高のショートカットです!

最低限の分析指標を覚える

次に「当座比率」とか「固定比率」とか「固定長期適合率」とかの計算式を覚えましょう。

合わせて「総資本回転率」などの計算式も。ROEの分解とかは証券分析などでも必要ですので押さえておきましょうね。

こうした指標について、どうすれば改善するか、分数としての性質なら理解しましょう。これが出来たらもう7割方合格です。

考えるポイント。例えば…分母が増えたら値は小さくなりますよね。

それが良いこと(改善)なのか?悪いこと(悪化)なのか?

財務諸表のどの数字が変化して分母が増えたのか?などです。

在庫が増えるのは良くないこと=売上が減るから=回転率は悪くなる、みたいなイメージですかね。

それが本当かな?と考えてみましょう。もしイメージと逆(回転率が良くなってた)とかであれば、「自分のイメージと逆なんだな」と覚えたら良いだけのことです。

細かい点数を広い集める

あとは細かいところを押さえる。例題集や過去問題で何回かやってみると同じような問題が出ているのがわかると思います。

これらの細かい点数を拾い集めましょう!

会計制度とかの細かいところは多少落としても最後の「分析」と中盤の「指標を用いた計算問題」が出来ていればほぼ大丈夫。

細かい規定を覚えるよりは実用的で配点も高いところだけ押さえて効率的に合格をつかみ取りましょう!

最短合格を目指す場合、財務分析は落としたら面倒くさいので確実に一度で受かってしまいましょう。

落ちてしまいがちな証券分析は秋試験を保険にしましょう。

証券分析に集中するためにも、理解しきれなくても&短期間でもやれば受かる財務分析は落とさないようにしましょうね!

まとめ

  • 最後の大問から解く。おまけに訓練が財務分析の勉強にもなる。
  • 指標と性質を覚える。改善するとはどういうことか。ROEの分解とかはテンプレ。
  • 合格を安定させるため細かいところを押さえる。問題集で経験則を得る。

いかがでしたでしょうか。

最後の大問と指標を覚えることで7割方は合格できます。

試験1ヶ月でも間に合いますので、諦める前にこれだけは合格しておきましょう!

皆さんの合格をお祈りしています!

コメントを残す