マラソン大会に出場するドキドキを抱えている皆さま、どうもこんにちは。僕です。
初めて出るマラソン大会。
何を準備してどういう心構えをすれば良いかわからず不安ですよね。
10kmとはいえ、僕も初めてのマラソン大会。とても不安でした。
ここでは前日の準備から当日の流れ、走り終えた感想までお伝えします。
目次
マラソン大会に出場する前にやっておきたいこと。
体を動かす習慣をつけておこう
僕は気が向いたときに、皇居ランをすることがあります。
皇居ランは、1周5kmの皇居の周りを走ることを言います。
皇居は都心のマラソンスポットとして有名ですね。
丸の内のサラリーマンやOLを始め、老若男女問わず毎日たくさんのランナーが走っています。
僕はヘタレなので、いつも一周(5km)でおなか一杯になります。
10kmマラソンの前でも2周走る経験はありませんでした。
それでもマラソン大会に出場する前に体を動かした経験があってよかったと思っています。
僕の場合は5kmを30分ちょっとで走っている経験があったので、自分の基準になっていました。
このペースで走れば少なくとも5kmでバテることはない。
そういう自分の体を知っておくことが当日の精神的不安を減らせた要因でした。
体を動かす習慣と、自分を知ること。
可能な限りマラソン大会当日までにつけておきましょう。
しかし、たかが10km。これがなくてもなんとかなるのでご安心を。
10kmってどれくらいの距離なのか?
ところで、10kmがどれくらいの距離か想像できますか?
一般的な人間が歩く速さは1分間で80mと言われています。
10分で800m、60分で4,800m、120分で9,600mです。
つまり、10kmマラソンは「2時間歩く距離」を走る競技と言い換えることができます。
10kmマラソンの制限時間は大体1時間半くらいです。
「ほとんど歩いていても完走できる」と思えば不安が和らぎませんか?
僕は自分が皇居ランで5kmを30分程度で走れることを経験で知っています。
ですが、知らなくてもなんとかなると言える根拠はこのあたりにあります。
クッション性の高い靴、動きやすい服装の準備
マラソンに不慣れな頃は脚への負担を軽減できる装備品が大切です。
大きめの靴屋でクッション性の高い初心者用のランナー靴を早めに買い、慣らしておきましょう。
僕はミズノとアシックスが好きなので、こんなものを履いています。
参考記事のタイトルとURLを入力してください
ランニングウェアは、運動用のTシャツとハーフパンツで十分です。
僕はユニクロのドライEX Tシャツと、7分丈くらいのハープパンツが好みです。
10kmくらいですと機能タイツなどは不要ですが、気になる場合はあるとベターかもしれません。
寒い時期だとウィンドブレーカー的な上下のトレーニングウェア等で調節しましょう。
ただし、走ると熱くなるけど前後は冷えやすいということを忘れずに。
僕はパーカーを必ず持参し、体の保温に気を付けています。
靴とウェアを着けて20分~30分くらい本番のつもりで走ってみて、快適さなど色々感じておきましょう。
また、夏時期はサングラスがあると疲労感は激減します。
まぶしいとそれだけで体力を奪われます。ユニクロやJINSなどで安価に売ってますのでご参考に。
マラソン大会前日に準備しておくこと
食事について
マラソンは非常に多くのエネルギーを消費します。
ですがそこは10kmマラソン。
前日は特に気負わずいつも通りの食事をしましょう。
さすがに消化の悪いものを前日遅くに採ることはオススメできません。
当日の朝は2~3時間くらい前に採り、腹八分目くらいまでに抑えましょう。
スタート時間の30分くらい前にゼリー飲料で栄養補給しておけば完璧です。
余談ですが、僕の先輩は前日夜に中華料理を食べすぎで体調が整わず。
マラソン中にお腹が痛くなりトイレで色々出した…というエピソードがあります。
油断しすぎずいきましょう。
睡眠時間はいつも通りに。
マラソンが自宅から遠くである場合、ホテルや友人宅で過ごすことになります。
この場合も、なるべく環境を変えずストレスを減らす方が良いでしょう。
いつもの時間寝て、スタートの3時間前には起床する。
余裕があればいつもの睡眠時間を確保できるよう寝る時間を調節しましょう。
ですが、繰り返しますがたかが10kmマラソンです。多少寝不足でも大丈夫!
参加証、飲み物、着替えを忘れずに。
マラソン大会では基本的に荷物は適当に放置されることが多いです。
貴重品や食品の管理には気を付けましょう。
特に夏場は熱いですから食品を持参する場合は傷みやすいです。
また参加証がなければ受付で多少手間取ります。
女性の方は更衣室がない場合はトイレで着替えることになります。
基本的に上着を脱げばそのまま走れる格好で行きましょう。
帰りは汗を流せるスーパー銭湯などを探しておくと良いですね。
会場の近場は混みますので、気になる方は少し離れたところがベターです。
また、飲み物は必ず持参しましょう。
スタート前の水分補給、走り終わったあとの水分補給は大切です。
会場で配布される場合もありますが、好みのものがベターです。
意外と役立つ「塩飴」
マラソンはエネルギーを使います。
10kmとはいえ1時間前後を走り続けることになります。
水分補給は給水所がありますが、塩分補給も大切です。
塩飴が1つ、または2つくらいあると走っていて楽になりますよ。
僕は5km走って1粒、あとは苦しくなったらもう1粒と思い2粒ポケットに入れて走りました。
大会当日の流れと走り切った感想など
当日の流れ
当日は次のような流れで進みます。
- 受付
- 着替えや準備運動、水分補給(待ち時間)
- 開会式(全員でラジオ体操、主賓挨拶等)
- スタート前に並ぶ
- ゴール後に記録をもらう
- 帰宅
ポイントは会場入りを早めに行うこと。
特に小さな会場では駐車場が大変なことになります。
僕は1時間ちょっと前に着いて余裕でしたが、ギリギリ組みは余計なストレスを抱えていました。
早く着きすぎても手持無沙汰となりますが…。
僕は慣れないことにギリギリになるのは大きなストレスを感じるタイプなのでこれで良かったです。
どちらが良いかは好みだと思いますので、お好みで(笑)
ゼッケンが当日配布の場合、受付でもらいます。
付属の安全ピンでTシャツに着けることになります。
穴が気になる方は、マグネットタイプのゼッケン止めを持参しましょう。
準備運動がてらに僕はスタート30分前にトラック一周をゆっくりジョギングしました。
個々人の適正があるとは思いますが、多少は体を動かしてほぐしておきましょう。
その後、ゼリー飲料(ウィダーinゼリー)で栄養補給してスタートを待ちました。
大会を楽しく走り切るポイント~体の余裕~
楽しく走り切るためには、体と心の余裕が大切です。
まずは体の余裕のために大切なことはコチラ。
- 序盤から飛ばしすぎない。ゆっくりすぎるくらいのペースで。
- 給水は立ち止まって受け取り、歩きながら飲む
- ゴール時は渾身の笑顔とガッツポーズで!
特にペースは大切です。マラソン大会は多くの参加者と一緒に走ります。
抜いたり抜かれたりが頻繁に発生するため、意識するとペースが乱れます。
最初はゆっくりすぎるかな…と思うくらいで大丈夫です。
周りが同じ気持ちになって、ハイペースに誘導されがちだからです。
特に走りなれていない人、運動する習慣のない人は強く意識しておきましょう。
最初のペースが速すぎると後半で地獄を見ます。
後でペースは上げられるのですから、最初は我慢です。
また、給水ポイントが1~2回設けられています。
想像以上に汗をかいていると思いますので必ず飲みましょう。
ここで注意点です。
駅伝やプロのマラソン選手のように走りながらキャッチして飲めると思うのはやめましょう。
取り逃すだけならマシですが、取れたとしても多くをこぼしてしますことになります。
飲めたとしても器官に入ったりして大変なことになります。
給水が精神的・肉体的な負担を高めてしまうことになるのは本末転倒です。
必ず歩いて、または立ち止まって受け取り、飲むときは歩きながらにしましょう。
そして活躍するのが塩飴。
距離の半分を終えたとき、または2/3を終えたときに摂取しましょう。
嘘のように体が楽になります。
何よりも重さがないので持参しても負担になりません。
ゼリー飲料を回復アイテムとして持参しても良いのですが、
ファンランナーであればこの程度で十分です。
幾度となく訪れるリタイヤへの誘惑に打ち勝つと、そこにはゴールがあります。
ゴール前には先にゴールしている友人たちが迎えてくれます。
最高の笑顔とガッツポーズで走り抜けたとき、そこには充実感と達成感が生まれます。
途中は「二度とこんなことやるか…」という気持ちになりますが、それが吹っ飛びます。
タイムをみて「あれ?意外とイケてるやん…」とか思い出したら、そこが次へのスタート地点。
僕はハーフマラソンをやる気にはなりませんが、10kmならもう一度やってもいいかなと思っています。
大会を楽しく走り切るポイント~心の余裕~
次は走っている途中の心の余裕の生み出し方です。
- 他者ではなく己との闘いであることを常に意識しましょう
- なるべく最短距離を考えながら走りましょう
- 景色を楽しむことができるのは中級者から
- 大切なのは「走る距離」ではなく「走る時間」であると認識しましょう
- 他の参加者のコスプレを楽しみましょう
まずは自分との闘いであることを常に意識することです。
誰に抜かれても気にしない。誰かを抜くことも気に留めない。
とにかく音を上げそうになる己を以下にして律するか。
修行僧のようなストイックさで頑張りましょう。
辛いときは思い出しましょう。多くを歩いても完走できます。
だけど、それで本当にいいのか?満足できるのか?
自分で納得のできる選択をしましょう。
そして永遠に近いような時間を走り続け、苦しみ続けます。
これを緩和するためには脳みその意識を別に向ける必要があります。
最短距離を走ることを常に考えながら走りましょう。苦しさが緩和されます。
別のことでも良いですよ。いやらしいことを考えながらでも。
音楽聴きながら走る人もいます。走ること以外の何かに意識を向けると精神的に楽になります。
そして認識しておきたいことがあります。
「走る距離=走る速さ×走る時間」という現実です。
小学生でも計算できますよね。
走っていて後半の辛い時間は色々思います。
「あとどれくらい走ればいいんだろう…」
「うげ…これだけ走ってあそこからまだ500mしか進んでない…」
楽をしてもゴールは近づきません。潔くあきらめて耐え抜きましょう。
逆を言うと「耐え続けたらいつかゴールにたどり着く」のです。
少しくらいペースを上げても雀の涙ほどの時間しか変わりません。
自分のペースを守り続け、ゴールを目指しましょう。
走っているとき、僕の最高のエネルギーがコスプレしてるお姉さんです(笑)
みんながガチ勢であることはありません。
参加者の中には楽しもうとコスプレで臨んでくる中~上級者もいらっしゃいます。
往々にして僕は抜かれていくのですが、そのわずかな時間が最高の癒しになるのです!
「あんな熱くて走りにくい恰好して、すげぇな…」
「あぁ、そんな楽しみ方もあんのか。へぇ~。」
「一緒に着ぐるみに入りたい…(*´Д`)ハァハァ」
後半は頭がおかしくなっているときもありますが、とにかく気がまぎれるのです。
一緒に参加している友人を抜くとき、抜かれるとき。そんなときも気が楽になります。
周りを活用しながらゴールを目指しましょう!
まとめ
初めての10kmマラソン大会、まとめるとこんな感じでした。
- 10kmは2時間歩く距離を走る大会。肩肘張らなくて大丈夫。
- ユニクロのドライEXとハーフパンツでOK。ただし靴はクッション性の良いものを!
- 起床はスタートの3~4時間前。食事はいつも通り、ただしスタートの2時間前には終える。
- 準備運動は控えめに。ラジオ体操くらいがベストかな?
- ペースは最初はゆっくりと。他者ではなく自分との闘いであることを意識しよう。
- 給水は止まって受け取り、歩きながら飲む。
- 塩飴は体力回復に効果的!おまけに軽いから負担はゼロ!
- 走り終えるときは笑顔とガッツポーズで。次に繋がる気持ちが芽生えたら最高ですね。
少しはお役に立てましたでしょうか。
僕はマラソン嫌いな方ですが、勇気を出して参加してみて良かったと思います。
皆さんの楽しいマラソンライフの一助となれましたらうれしいです。
最後までお読み下さり、どうもありがとうございました。
初めまして定年退職後スロ-ランニングから始めて半年今度の日曜日隣町のマラソン大会10キロにエントリ-しました、色々役に立ちました、有難う御座います、楽しんで来ます。
嬉しいコメントをありがとうございます。マラソン大会は仲間作りや新しい思い出作りに良いイベントですよね。
良いお天気で楽しめることを願っています!
有難う御座います頑張ります。
9月8日に開催されるモンゴル草原マラソンに参加します。ほぼ初心者なので大変参考になりました(^∇^)
モンゴルでのマラソン大会かと思い検索してしまいました(笑)
お役に立てて何よりです。暑い時期ですので水分補給を大切になさって下さい。ファイトです!!