カメラ好きの皆さま、こんにちは。僕です。
あなたは「デジイチ持っているけど、もっといい写真が撮れないものか?」と思ったことはありませんか?
僕はその代表格です。カメラを当初購入したときには特に感じませんでしたが、月日が経つほどに感じてきます。
「あれ?何か最初の感動がないぞ?」「アイツの写真いいな、何か明るいし。」
「あ、カメラが古いからか?レンズを買い換えたらいいのか?」
そんな思いが巡りに巡り、カメラ店で説明を聞きにいく。そして気が付いた。
なんか、行くときより帰りの荷物が増えている…?
やってしまいました。僕は今日、レンズ沼の門を叩いてしまったのかもしれない…が、ただでは起きません!せめて皆様に、僕が得た知識をご提供しようではありませんか!!
カメラ倦怠期の方、本体を買い換えるかレンズを買い換えるか悩んでいる方、どうぞ参考にして下さい。僕のようなカメラ素人が何に悩み、何が決め手となり購入に至ったのか。包み隠さずお伝えします。
ちなみに僕はNikonのD5600ダブルズームキットを保有しています。
目次
レンズ選びで悩んだポイント
僕が購入した決め手は僕の決め手は「写真対応力の幅広さ」でした。まずは僕が漠然と考えていた「レンズに求めていたもの」をご紹介します。
- 今の写真にはない「明るさ」を求めたい
- 単焦点(35mm/F1.8)では、撮りたい焦点距離が合わないことが多い
- どうせならある程度つけっぱなしにしたい
- お値段は10万円以内
これを前提に、色んなブログや価格ドットコムの口コミなどを見て色々調べました。すると色んなレンズがお勧めされているんですよね。
候補に挙がったレンズたち
- シグマ 17-50mm F2.8
- シグマ 17-70mm F2.8-4
- タムロン 16-300mm F3.5-6.3
- ニッコール16-80mm F2.8-4
- 広角ズームレンズ
- 単焦点レンズ など
僕は明るい写真=F値のみを見て探していました。で、ある程度つけっぱなしにしたいという思いから、あまり単焦点は本気ではなかったんですが、「描写が良い」というところで捨てきれず候補にいれていました。
で、自分の不満は何だったのか、本当に求めているのは何なのか、自問自答しました。やっぱり「明るい写真が撮りたい」が基本となりますが、「AFが遅いのは嫌だ」「すぐ新しいのが出ても嫌だ」「画質の良さはわかんないから安いのでいいかも」「だがしかし!」と思いは逡巡するばかり…。ヘタレですね。
そしていつもの考えにたどり着くんですよね。
「よくわかんないし、もうキットレンズでいいや」と。
背中を押してくれた要因はこれ!
いつもならそこで終わるんです。本当に。でも、今回の僕は違いました。
買うべき理由(自分への言い訳)がそこにはあったのです!
- ディズニーランドへ行く予定がある(いい写真が撮りたい)
- ビットコイン(仮想通貨投資)で儲けたあぶく銭が原資(実質無料!?)
- 脱ヘタレが今年の目標(男らしく、買うときは買うマインド!)
- 店員さんの説明が理解できたから
本当は知りたかったレンズの知識
店員さんに相談してみて、僕は世界が広がりました。
価格ドットコムなどで、質問者さんへの相談に詳しい人たちが親切に教えてくれている回答は、正直よくわかりませんでした。漠然と「いいか悪いかの票の多さ」のみが判断基準となっていました。こうした人は意外に多いのではないでしょうか。
素人の僕が説明を聞いて理解できた、レンズについて知っておきたい知識をご紹介します。
少し絞った方が描画がカリっとする
レンズの議論になると、「ボケ」「絞り」「描画」「歪み」などのキーワードが頻出します。これは趣味で撮ってる”にわかカメラマン”にはちょっとニュアンスが掴めません。でも、レンズに仕組みを理解すると一瞬で理解できるようになるんです。
絞りは、何となく「レンズに取り込む光量を調整するアレ」というイメージは持っていた僕です。これはカメラで機能を「A(絞り優先オート)」に合わせ、ダイヤルをガリガリやるとディスプレイに表示されるイメージ図とF値の表示で想像がついていました。ここから、一歩踏み込むと答えがありました。
絞る=光量が少なくなる=レンズ周囲に影みたいに蓋をするということになります。つまり「絞る」とはレンズの中心付近しか使わなくなるということです。虫眼鏡を想像してみて下さい。中心部分以外はゆがんだりして使いものにならないですよね。レンズは中央が一番オイシイ部分なのです。
なので、「開放で撮る」とはレンズの一番オイシクナイ部分(レンズ中心から最も遠い部分)まで使うということなので、描画が落ちるのです。こうしたことを詳しい人たちは知っているので、解説やレビューでも絞り開放とF8くらいまで絞ったものとを比較して論じるのです。
高いレンズが大口径の理由
こう考えると、バズーカ砲のようなレンズが存在する理由や高いレンズが大口径である理由がわかると思います。
- センサーの大きいカメラ=レンズ中央部分を多く使う=大口径が求められる
- 開放F値が小さい(明るい)レンズは、同じF5.6でも使用するレンズ範囲が違う=描写が良くなる
この2点から考えてみるとわかりますよね。
コンデジよりもAPS-C、APS-Cよりもフルサイズ機の方がセンサーサイズが大きいため、同じ口径のレンズを使うと「宝の持ち腐れ」となるのです。また、開放F値が4のレンズと開放F値が2.8のレンズとで同じF4で写真を撮ったとすると、前者はレンズの全体を使うこととなり、後者は一段階内側の部分までの使用で描画できるので、写真としての出来に差が生じます。
ナノクリスタルコートは伊達じゃない
僕はここまで聞いて、大体の考えは決まりました。あとは純正にするかどうかで悩みました。ニコンユーザー(ニコニスト?)なので、ナノクリスタルコートとはなんぞや?と思い色々教えてもらいましたが…よくわかりませんでしたw
ただ、レンズにする前の「ガラス」の段階から最適化するよう考えて制作しているので、レンズの中心から遠い部分でも普通のレンズと比べて描画が良く、かつ真っすぐ光を捉える力が強いので逆光などの環境にも強いということを理解しました。
素人が設定でカバーしにく逆境に普通より耐えてくれるのであれば、僕には何よりの価値を感じました。
そして帰りに荷物が増える。
僕は、ここまで聞いてレンズの選択肢が絞られました。
純正16-80mm/F2.8-4。これからお世話になります。
ディズニーランドではこれを標準レンズとして使用し、パレードでは爆速AFと噂の70-300mm(キットレンズ)でガンガン撮ってやろうと思います。ここらへんの設定についても伝授頂きましたので、後日作例とともにご紹介させて頂きます。
まとめ
- レンズ選びは正しい理解から始まる
- 究極的にはコストと自分の主観
- どうせ撮るなら(レンズの力で)美しく、と思うなら買い!
- 画面で見るだけならスマホでもスナップ写真なら大差ない(と僕は思う)
今後も悩めるデジイチビギナーのみなさんと、色んな知識を共有していきたいと思います。
最後までお読み下さり、どうもありがとうございました。