住宅ローンのボーナス返済をオススメしない三つの理由

住宅ローンの返済方法にお悩みのみなさん、こんにちは。僕です。

 

あなたは「住宅ローンの返済方法は何が正しいかわからない」と思われたことはありませんか?

日本ではお金=汚いもの、借金=悪いものというイメージで教育される傾向にありました。

一方で戦後の街作りの過程で住宅ローンのビジネスモデルが確立され、必要不可欠な金融商品になりました

住宅ローンは必要なものという思想の普及までは良かったのですが、一方で日本の教育体制はお金を好意的にとらえることができず、結果として必要な金融リテラシーは育まれてきませんでした。

住宅ローンは親戚や知人に相談できる身近な金融商品ですが、ここは改めて必要な考え方を整理してみましょう。

今回はボーナス返済の是非についてです。

ボーナス返済に潜む見えないリスク

結論から言いますと、僕はボーナス返済に否定的な意見を持っています

ボーナス返済そのものが悪いわけではなく、考え方によっては有効な選択肢の1つであるとは思います。

しかし35年などの長期間にわたる契約に対してボーナスをアテにした返済計画を立てることは少々リスクが高い、と感じています。

心の余裕がボーナス返済のメリット

ボーナス返済を採用するメリットは、やはり毎月の負担額を減らせることです。

毎月5,000円の負担が減れば家計と心に余裕が出来ますよね。一家4人でちょっとした外食ができます。

この「心の余裕」に大きな価値を感じやすいのが人間心理です。

MEMO
(参考)こうした人間心理を経済学的に分析したものを「行動経済学」といいます。とても面白いので金融マンは関連する本を一冊読んでみることをオススメします。

金融機関から見ても、家計と心に響くボーナス返済の提案は利にかなっていると言えます。

将来にリスクを先送りすることがボーナス返済のデメリット

しかし、ボーナス返済についての大きな誤解があります。

ボーナスは「定期収入ではない」ことを思い出しましょう。

「ウチはボーナスは成果給じゃないから大丈夫」

「大手だから安心だよ」

「親世代からボーナス返済で良かったと聞いた」

残念ながら、時代は変わったのです。今までの常識を前提とするのはやめましょう

例えば、あなたが手にしているスマホにより既存の多くのサービスや端末が入れ替わりました。

リーマンショックにより大手金融機関や大企業を含む企業の業績は大きく変動しました。

想定外の天災や不祥事で壊滅的なダメージを負ってしまった企業もありました。

ボーナスを「定期収入」とする認識と、想定していた「将来のボーナス額」が変動した場合に慌てることになります。

こうした理由から、前提は厳しめに考えておくべきと僕は思います。

10年後どころか、実際は明日のことさえわからない。

特に住宅ローンの場合、将来の20年、30年先の想定をする必要があります。

住宅ローンも立派な「借金」ですから、無用なリスクは負わないように立ち回ることをオススメします。

繰り返しになりますが、住宅ローンの契約は基本的には長期の契約です。

今日よりも明日、明日よりも明後日、一年後よりも十年後の方が不確実性(=リスク)は高まります。

目先の金利に関する情報(A社とB社の金利差、変動金利か固定金利か)と同じくらい、将来を想定することは大切なことです。

地震などの災害リスクなど、どうしようもないものもあります。しかし、無用な不利益を被ることを避けるべく、コントロールできるものはコントロールしていきましょう。

別記事で住宅ローンの組み方についてご紹介しますので参考にして下さい。

まとめ

  • 住宅ローンは長期の契約のため、「リスク管理」が必要
  • 目先の負担額よりも将来的なリスクを減らすことが先決
  • すべてを踏まえて選ぶならボーナス返済も悪いものではない

僕はボーナス返済に否定的な意見を持っていますが、「ボーナス返済は絶対不利!」「こうしなきゃダメ!」というようなことではありません

 

色々考えた上で「それでも大丈夫」と判断出来れば良いのです。ボーナス返済はコストもかかりませんし、金利も増えません。

お伝えしたいことは、周りがやっているからとかボーナス返済が安定的に可能という「楽観的な思い込み」には大きなリスクが潜んでいる、ということです。

節約や投資による資産の有効活用を考えるよりも前に、自分の財産を守るための金融リテラシーの重要性は年々高まっています。

今までの経験則に基づく判断の前には「本当にそうか?」と一度立ち止まって考えてみることをオススメします。

最後までお読み下さり、どうもありがとうございました。

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