希望に満ち溢れる新社会人の皆さま、どうもこんにちは。僕です。
世の中では「使える新人」と「残念な新人」の2種に大別されます。
基本的には最初はみんなモチベーションも高く、能力も評価も大差ありません。
それでは、いったい何が要因でこの2種に分類されるのでしょうか。
それは「上司や同僚といった先輩たちからの評価」です。
「僕はこんなに頑張っているのに正当に評価されていない!」
「なんでアイツの方が私より評価が高いの?!」
こんなことは往々にして起こり得ます。なぜでしょうか。
ズバリ、ほんの小さな行動の差が原因です。
ここでは新入社員が最初に心がけておくべきことをご紹介します。
目次
新入社員に期待されていること
正直、戦力としてはカウントされていません。
基本的に新入社員は能力的に期待されていることはありません。
仮にあなたが資格をたくさん保有しているとしましょう。
今まで専門的に学んできた知識があるとしましょう。
この点においては確かに先輩や上司を凌駕している可能性があります。
ですが、仕事の本質においてはそんなもの必要ありません。
基本のビジネスマナーと社内のローカルルールに適合することが先決です。
ある程度のレベル以上のところでそれら知識が生かされ質の差として現れます。
新入社員はまずは「ある程度のレベル」に達することが最優先なのです。
クオリティは50点くらいでいいからスピード重視
新入社員に重要な仕事が回ってくることは基本的にありません。
上司や先輩の気持ちになってみましょう。
自分のことでことで精一杯なのに、間違えられてトラブルになることはご免です。
ですが、彼らはあなたを教育する必要があります。
だから「ミスされても大勢に影響のない仕事」が回ってきます。
または、新人がミスしても修正できる時間的余裕のある仕事を回してくれます。
つまり、上司や先輩が求めているものはクオリティでなくスピードなのです。
わからないことをクヨクヨ考えて「仕事を返してこない新人」を先輩たちは信用できません。
それよりも「とりあえずやってみる新人」とはコミュニケーションの機会も増え、相互理解が進みます。
たったこれだけのことを気を付けるだけで印象は格段に良くなります。
言われた以上のことをすることは求められていない
これは誤解しがちですが、最初のうちは言われたこと以上の味付けをする必要はありません。
「これはこうした方がいいだろう」
「どうせならホッチキスで止めて持っていこう」
こうした工夫ができるあなたは優秀な人材になれる可能性を秘めています。
ですが、そうした人が皆高評価を得ることができるかどうかは別問題です。
冒頭で申し上げた通り、最初は「基本のビジネスマナー」と「社内ローカルルール」の理解が肝要です。
その資料がホッチキスで止めて回すことがローカルルールなら良いのですが、逆だったらどうでしょう。
「なんでそんな余計なことをしたんだ!」といわれ、倍の手間と心証の悪化を招きます。
あなたの能力を示すのは、あくまでも「ある程度のレベル」に達してから。
まずは「言われたことをキチンと素早くこなす」ことを目標にしましょう。
ここで工夫するなら資料を渡すときにクリップ、ホッチキス、クリアファイルを一緒に持参しましょう。
「この資料をホッチキスした方がよろしいでしょうか?」など聞けるといいですね。
間違っていたら「あぁ、クリップで止めておいて」とか言ってくれます。
こうして「どの選択肢でも対応できる対応」を心がけると後で仕事で活きますよ。
マンネリ解消、初心回帰のフレッシュさ
新入社員は職場に新しい風をもたらします。
当然、暗い新人よりも明るい新人の方がプラス評価されます。
上司は「職場がマンネリ化している。なんとか改善できないか」を常に考えています。
そこで新入社員が明るい挨拶の習慣を持ち込めばどうでしょう。
雰囲気が良くなると全体のコミュニケーションが円滑化されます。
就活生が大好きな「潤滑油」の役割を担うことができますw
こうした仕事以外の効果も期待されているんですよ。
リスク管理能力を身に着けよう
新入社員はミスをするもの。だけど繰り返してはいけない。
先輩方は忙しい中、あなたの教育のために時間を割いてくれています。
一度教わったことを完璧にこなすことが一番ですが、それは難しいでしょう。
上司や先輩も最初のミスは許してくれます。2度目もまぁ許してくれます。
ですが、同じミスを繰り返す人を許し続けることはできません。
人により対策は異なるでしょうが、僕は作業要領を必ず作ります。
教えてもらったときのメモを基に手順書やチェックリストを作ります。
こうしてミスを減らして信用を積むと、頼まれる仕事が増えてきます。
こうなると「使える新人」に昇格した証です。
おかげで歴代の新人が怒鳴られる名物上司の下でも僕だけ大して怒られませんでした。
それのおかげで配属先でかなり「こいつは違うぞ」という印象を与えることができました。
仕事で大口受注を取るなどの実績はなくても、信用を積むことで評価を得ることができます。
部下の手柄は上司の手柄。ひいては自分の手柄となる。
上司や先輩は、新人教育の成果も問われます。
あなたが成長することが彼らのメリットにも通じるのです。
あなたが順調に成長し、多少なり成果を出せば自信に繋がるでしょう。
ですがそれは上司や先輩の手柄でもあります。
上司や先輩の手柄にされるのは悔しいかもしれませんが、そこはオトナになりましょう。
上司や先輩が出世すれば、将来あなたを引き上げてくれます。
細かいことを気にして「ずるい!」とか言い出すと先輩たちはあなたを手放します。
面倒くさい奴とは一緒に仕事したくありません。かわいい後輩を引き上げたくなるものです。
とにかく自分が精一杯やり、それぞれの立場でそれを利用して頂き、あなたはさらにそれを利用しましょう。
「情けは人のためならず」「金は天下の回りもの」。いずれ自分に返ってきますから。
まとめ
- 最初に学ぶべきはビジネスマナーと社内ローカルルール
- 自分の能力を示すのは「ある程度のレベル」になってから
- 幅広い選択肢を想定して「相手に選択肢を与える」ことはデキる人への第一歩
- 職場を挨拶で明るくするだけで成果を出せる魔法の期間が新人時代
- 同じミスをしない工夫を心がけよう
いかがでしたでしょうか。読んでみると「当たり前」のことばかりです。
「当たり前」を当たり前にこなし、まずは信用を積み上げましょう。
信用があれば1回遅刻しても許してもらえます。
信用がなければ1回遅刻すれば致命傷です。
社会は「あなたがどう思うか」ではありません。「相手がどう思うか」で出来ています。
皆さんの拓かれた世界が一段とキラキラと輝くための一助になれば嬉しいです。
最後までお読み下さり、どうもありがとうございました。